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精神論+α

試験対策的なことを書くのはこれが最後。
なんやかんやで合格から今日でちょうど1カ月ですね。
忙しくも充実した日々でした。

まずはちょっとしたこと。
先日お世話になった先生と話していた内容ですが、
まじめで優秀な方が落ちた原因は何か、ということ。
結論としては、ゆるさも必要じゃない?ということでした。
議論を突き詰めて考えることは非常に大切です。
ラフな議論ばかりでは落ちると思います。
ですが、議論が割れているが、判例が固まっている部分、
そういうところは理論的にすっきりしなかったとしても、
あっさり判例の規範と簡単な理由づけを書いてあてはめをがんばりましょう。
学者ですらすっきり説明できないこと、意外とたくさんあります。
そんなところをどうこたえるか、なんてことに気をもんでいてはいけません。
所詮は試験です。
割り切ってみんなとの勝負になるところに力を注いでください。
まじめにがんばるが、開き直って割り切る部分は割り切る、
その辺の感覚も大切だと思います。

最後に精神論。
ここに関しては、たぶん人並み以上。
むしろこれだけで受かった気もします。
なんていうか、ほんと、必死にやってください。
「自分は十分に必死にがんばってる」と言いたい方、
12時間やってますか?
それくらいはやって当然だと思います。
某元女子アナの方の16,17時間には及ばないとしても、
12時間くらいなら、がんばれます。
一日は24時間なのだから。
半分しかやってないんですから。
7時間寝ても5時間別のことできるんですから。

正直に話すと、インターネット上っていろいろな方の目に入るので、
あんまり不快に思われないように、と気を使ってきた部分があるのですが、
最後に本当に思うことを。
もし不快に思われる方がいたらもうしわけありません。

落ちた人のほとんどは、「それじゃあ甘いよなー」って思います。
どっかで、「まあなんとかなるでしょ?」って甘えがありませんか?
そう思うのは必死に、とにかく必死にがんばって、
直前期にもうどうしようもないプレッシャーに襲われた時です。
それまでは、「まだまだ甘い」と思ってがんばってください。
受かったって大変なのは間違いないです。
だけど、受かることと落ちること、その差は非常に大きいと思います。
たかだか2年間、長くても3年間、それだけの期間をがんばれなくて、
今後何をがんばれるのでしょう?
自分で選んだ夢に対して精一杯がんばれなくて、
今後何をがんばれるのでしょう?
生きていたらきっともっともっと理不尽で、
自分の望まないような道で、壁にぶち当たると思います。
自分で選んだ道ですらがんばれない人が、
どうしてそういった壁を乗り越えることができるのか。
私は本気でそう考えていました。

また、これまでの経験から、どんな些細なことであれ、
必死に努力したことからは本当に多くのことを学べ、
自分の血となり肉となってきたと感じています。
法科大学院に通うということは、
自らのキャリアのうちの2年ないし3年を勉強に費やすということです。
私は新卒で、社会に出て経験を積んだ方よりも落ちた場合には不利になることが分かっていました。
だからこそ、試験の合否にかかわらず、それ以上の何かを得られる3年間にしようと心に決め、
ただひたすらにがんばりました。
結果として、自らの視野も大きく広がり、
ただ何となく社会人として3年間を過ごした人よりも貴重な経験ができたと思います。

合格体験記を読み、体力が重要な試験だと聞き、
法科大学院入学前からジョギングでの体力づくりを開始。
ジョギング中も音楽ではなく、授業の録音、自分で録音した条文素読、
重要論点などを聴いていました。
ジョギングを選んだのだって、時間の割に体力向上のコストパフォーマンスが良いから。
勉強法など有効だといわれることは自分に合いそうだと思ったら、
うだうだいわずにとにかく取り入れて、やってみる。
無駄になったことがないとは言えないけれど、
素直に耳を傾け、ダメならその時考える。
旧試を受けてみてド緊張した経験から、精神力の重要性を痛感し、
ジョギングというよりもランニングにして、ペースを上げて自分の限界に挑戦し、
負けそうになる自分を鼓舞する。
アホみたいに思われるかもしれないけれど、ここであきらめるようなら、
本番でも心折れるようなダメな人間だ!って本気で思ってた。
恋愛でフラれたら絶対落ち込むから、最後の1年間は絶対恋愛禁止。
エクスターンは3週間だったけど、前日が飲み会だろうがなんだろうが毎日5時におき、
真っ暗なホームで電車に乗り、朝7時に学校に行って1時間半程度勉強してから研修へ。

役に立ったかどうかはわからないこと、たくさんあったと思うけど、
今思えばすべては司法試験に合格すること。
そのひとつに向けられていましたし、そのことしか考えていませんでした。

論文試験は水もの、というのはそれなりに的を得た意見だと思います。
しかし、ある先生がおっしゃっていたのですが、
点数は0.何点差であったって、合格者と非合格者との間には厳然たる差があるとのこと。
やっぱり違いはあると思います。
それが何なのか、口で説明することは難しいし、
仮に出来たとしても、聞く側が自ら実感していなければ意味がないと思います。

たくさんの方の意見に耳を傾け、謙虚に、ただただひたすら努力する、
その過程で、ある時ふっと気付けます。
意識的に気付けなくても、身についていきます。
そのためにはたくさん失敗すると思いますし、
すぐに答えが見つかるような器用な方はほとんどいないと思います。
でも、がんばってください。
ちゃんと結果に出ます。

頭のいい人だって落ちる試験です。
でも、逆に、頭がそんなによくなくたって受かります。
必死にがんばれば、真ん中よりちょっと上くらいにはいけます。

人生は一度きり、後悔しないでください。
皆様の合格を心よりお祈りしています。
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某先生のホームページから飛んできた方へ

アクセスログをたどってみたところ、
私が使用した教材を執筆された先生がこのブログのリンクを貼ってくださっているようです。
大変光栄です。
もしこの記事読んでくださっていたら、この場を借りて、御礼申し上げます。
おかげで合格することができました。ありがとうございます。

そのホームページではリンク出来てなかった「この記事」は以下の記事です。
http://phkawai.blog87.fc2.com/blog-entry-18.html

私も書いたことを忘れていた記事でした(笑)。
大した内容ではないですが御参考までに。
凡人が何かを成し遂げるのに必要なのはただ一つ。
死ぬ気でがんばることだと思います。

答案を書く際に気をつけていたこと

字は大きく。
きれいでなくてよいので、見やすく。
6枚をびっちり埋めるくらいしか書く能力がないのなら、
大きく字を書いて、同じ内容で8枚にする。
番号は第一、1、(1)、ア、(ア)と法律家のルールに従う。
見出しをつける。
この辺は当たり前すぎるので、説明不要でしょう。
詳しいことは辰巳の趣旨規範ハンドブックの冒頭にあるので、御参照を。
辰巳などの上位答案では必ずしもやっていないこともあるようですが(特に見出し)、
あれは、内容面で問題ないからだと思います。
「普通の人」は少しでも読みやすい形式を目指しましょう。

みんながあまり言っていないけど、個人的に気をつけてきたことを一つ。
「ロースクール生が読んで、あっさりと引っかかることなく読める答案」が理想形だと思っていました。
ポイントは対象が「ロースクール生」レベルであることです。
最初は「論理的思考力はあるが法的知識がない人が読んで、内容がわかる」
というのが理想なのでは?という仮説を立てていたのですが、
それは違うということに途中で気づきました。

理由はくどくなるからです。
採点者は十分な知識が当然にあるので、全ての部分に一から丁寧な説明は不要です。
むしろ、メリハリのない冗長な答案になり、あてはめに力を注げなくなってしまいます。
しかし、採点者として当然なのは「書いてないことは考慮しない」ということですので、
しっかりと書くことは書かないといけません。
そこで、いわゆる「マジックワード」を適度に使い、
適宜省略できる部分は省略しましょう。
たとえば、私の共犯の離脱についての論証は以下の通りです。
共犯の処罰根拠は正犯を通じた違法結果の惹起にある。
そこで、共犯者の行為と違法結果との間の因果性が切断された場合には
共犯関係からの離脱が認められることとなると考えられる。

正直、この論証を読んで何の知識もない人は全く分からないと思います。
ただ、知識のある人ならばスッと読んで、あとはあてはめをみて
説得的な考慮事情が挙げられていれば、理解が十分な良い答案と判断されると思います。
あとは論理のステップをしっかり踏んでいれば、メリハリのある読みやすい答案になると思います。

役に立ったもの。

いろいろな締め切りの都合等でなかなか忙しいので、簡単な話題で。

筆記用具は万年筆。
力を入れずに書けるので、お勧めです。
私は安いのを使ってました↓。
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安いのを使った理由は経済的理由です。
トラブルに備え、予備も持っていたかったので、同じのを3本買える値段がよかったという理由。
青、緑、赤で3本持ってました。
ただ、人生をかけた試験だって考えれば、一万円くらいの2本+予備で安いの、
とかでもよかったかもとちょっと思いました。

インクについてはカートリッジに詰まっているやつはランニングコストが高いので、
ボトル↓を購入。
万年筆用ボトルインク4001/76【ブラック】 583114220万年筆用ボトルインク4001/76【ブラック】 583114220
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百均で買ってきたスポイトの先端をライターで熱して、ペンチでつかんで伸ばし、
ふさがった先っちょを切ると先端が伸びて細くなります。
そうすると、ボトルから吸って空になったカートリッジに移せます。
そんな感じで補給して使い続けていました。

問題文への下線でのマーキングはカラフルにしていました。
黒、赤、青、緑の4色ペン+好きな色の4色ペンが作れるやつ↓
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水色は事実の評価を書きこむ、とかピンクは誘導とか、一定のルールに従ってマーキング。
一見してわかるように工夫していました。
4色ペンにしたのは机上に置くペンの本数を減らすためです。
実際そこまで色を使うわけではないのですが、必要な時にあると便利だと思ったのと、
1本分で済むと言うのが理由。
ちなみに蛍光ペンも5色用意し、登場人物ごと行為を分けてました。

本番へのカウントダウンはこちら↓
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おもちゃなので時間は結構ずれてきますが、日付のカウント機能はナイスです。
机の見えるところに置いて常に残り日数とやるべきことを意識していました。

勉強時間計測用↓
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「ピッ」ていう操作音が消せるので、自習室でも使えますよ。

あとは、ICレコーダーとか、再生速度を速くできるMP3プレーヤーとか使ってました。
授業の録音のほか、条文素読や判例等の重要な規範を録音したりして、
ジョギング中に聞いたりしていました。
とくにどの種類がよいってこともないので、amazonへのリンクはなしで。

今のところ思いつくのがこのへんなのですが、思いだしたら追加でもします。

文章力について

文章力と言うのは非常に重要だと思います。
知識が100でも文章力が1なら、答案は1。
知識が10しかなくても、文章力が10なら、答案は10。
一見優秀な人が落ち、そうでなさそうな人が受かる、その差はこのへんだと思います。
知識がエンジンならば、文章力は車体。
せっかくのいいエンジンも、車体がボロボロならフルスロットルでは走れません。

文章力を語るに当たり、大切なことは、
①試験は提出した数十枚の文書でのみ合否が決まる。
努力の量も、「地頭」も、人間性も、いかに優れていたとしても、無関係。

②理解力と文章力は別。
どんなに頭の中でわかっていても、他人に伝えられる「言葉」を持っていなければ、
それは分かっていないのと同じこと。

③読み手側がどう思うか、がすべて。
「自分はこう書いたつもりだったんだから、正解なはず!」
こんなこと言ってたら、ダメです。
落ちます。

④訓練が必要であるが、訓練すれば身に着く能力。
理解力とかそう言った部分は、向き不向きとかある気がします。
まあ、司法試験に受かるための理解力は別に天才的なものは求められていないと思うので、
あまり気にする必要はないとも思いますが。
文章力については、誰でも訓練次第だと思います。
仮にも法科大学院入試で文章を書いてきて受かってきているのであれば。
逆に一部の方を除き、訓練しないと身につかない能力だと思いますが。

では、具体的な文章力を身につける方法論へ。
まずは、ゼミを組むこと。
そして、仲間たちの声に真摯に耳を傾けること。
採点者は選べないのだから、まったく善解してくれないような人に当たるかもしれません。
だから、理想は誰にでも伝わる、そんな高いレベルでの文章力。
2人に見てもらい、2人ともに伝わってないなら、書き方が完全にアウト。
1人に伝わらないなら、もう1人に聞いてみる。
そのときは大体、若干わかりづらいことが多く、
たまに、単に読み手の読解力不足、ということもあります。
前者であるならば、しっかり伝わる文章を書きましょう。
あとは、言われた注意に従ってしっかり直すための努力をすること。
アドバイスを聞きっぱなしにしているならば、アドバイスを受けないのと一緒ですから。
真摯さと謙虚さ、大切だと思います。

次に、優秀答案を読み込むこと。
読んでみてわかることは、スッと8頁読めるということです。
引っかかることなく「うん、うん」と読める、それが一番だということです。
難しいことは不要です。
ヤクルトスワローズの名ショート宮本選手いわく、
「ファインプレイは実は大したことはない、普通の選手ならギリギリでとるところを、
 何食わぬ顔で自然に取ることが、本当のファインプレイであり、それこそが名手。」
難しいことを観ている人に難しく感じさせないほど自然に、簡単にやってのける。
それこそが真の実力者なわけです。
さらっと読め、過不足のない文章を書くこと、それが理想です。
私はやりませんでしたが、いわゆる優秀答案の「写経」も有効ではないかと思います。

最後に、論理を絶対に飛ばさないこと。
AならばB,BならばC,CならばD。
冗長と思えるかもしれませんが、論理を飛ばしてはいけません。
特に今年のような未知の論点についての問題は説明をしっかりするためには、
論理の飛躍は厳禁です。
実力者が落ちる理由としてよく聞くのは、「みんなが知っているであろう」と思い、
前提となる趣旨等の記載を省いてしまう、というところにあるようです。
すなわち、AならばC、よってDなんてのはダメダメなわけです。

新司法試験は時間との戦いであり、あてはめが大切であることからすると、
法律の理論的なところをいかにコンパクトにするか、と言うのが大切だと思います。
優秀答案も軒並みコンパクトですから。
ここで、コンパクトにするコツは上記のように間のBを飛ばすのではなく、
AをA'(Aをよりコンパクトにまとめたもの),BをB'(Bをよりコンパクトに…)、CをC'…
と言う形で、A→B→C→DをA'→B'→C’→D'とすることです。
論理のステップ自体は変更せずに、それぞれの部分で無駄をカットする、ということです。

これは私が特に意識していたことにすぎませんが、この能力を身につけるために私は、
とにかく長く丁寧な論証で答案を書きまくっていました。
最初から無理にコンパクトにするのではなく、
ゼミでの議論やテストでの評価等を通して、少しずつ無駄な部分を省略していく方法を身につけました。
優秀答案を読んだり、実際にやっていくうちにどこをどの程度コンパクトにできるか、
と言うところの感覚が身に着くと思います。
さらに,
真にその論点についての内容を理解しているのであれば、
一番本質的な理由づけは何か、それがわかるはずです。
なので、論証の際にはその一番大事なことをビシっと短くいう。
それがコンパクトな論証のコツかなと思います。

以上非常に長くなりましたが、それだけ大切なことだということです。
ざっくりまとめるならば、文章力を上げる方法としては、やはり人に見てもらうことが一番であること。
そして、理論的な勉強も間接的にではあれ、よい答案を書くことにつながるということです。
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