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捨てること

「人生は積み減らしだ」
岡本太郎はこう言っていました。
私は、この言葉をもう何年も前から知っていました。
しかし、この言葉に初めて出会ったとき、まったく意味がわかりませんでした。
なんで積み減らすの?
つらいことを乗り越えて得た経験、それこそが財産で、
それを積み上げていくことが良い人生につながるんじゃないの?
そう思っていました。

だけど、今ではこの言葉の意味がわかります。
この言葉は次の言葉とワンセットです。
「いろいろなものを積み上げていくと、
 人間はかえって自在さを失ってしまう。」
※正確な引用ではないです。

前、テレビにナオト・インティライミさんが出ていました。
この方、一人で世界中を貧乏旅行して、行く先々で歌を歌ったりしていた方。
まあ、詳しくはWikipediaでも見てください
(人任せですみません。。便利な時代ですね!笑)。

ゲストとして出演していたナオトさんへMCの方から質問。
「旅を通じて得たものは何ですか?」
それに対する回答は、
「何かを得た、というよりはいろいろなものを捨てられるようになった」
というものでした。
要は、プライドとか、そういったつまらないものにこだわらなくなった、ということ。
確かになんだか自由な雰囲気が漂っていますよね、あの人。

さて、何が言いたいかっていう話ですが、要はね、
つまんないもんなんて捨ててしまえ!
そういうことです。
プライドやら体裁やら。

そんなもので飯が食えるのか?
そんなもので誰かを救えるのか?
そんなもので人を幸せにできるのか?

何かを得る、ということはうれしいことだし、
人生というのは努力をして何かを得て、ということの繰り返しでしょう。
ただ、得たものにこだわってはいけない。
とらわれてはいけない。
いつからか、気づかぬうちに得たものを守ろうと守りに入ってしまう。

恥をかいて当たり前のヒヨッコのころから、
たくさんの経験をして地位を築いて。
いつの間にかそれにしがみついて。
いつのころからか恥をかくことや汗をかくことさえ忘れてしまう。

そして、以前私が
「積み減らし?ありえない。人生は積み重ねでしょ!」
と考えていたその理由が、今ならわかります。

きっと私なんかよりもつらい経験をしてきた方はたくさんいるのでしょう。
しかし、私も私なりにいろいろ苦労をしてきました。
そして、それを乗り越えるために、私は一つの結論を出しました。
「あの経験があったから、今がある」
そう考えること。

しかし、今ではそうではありません。
たくさん嫌な経験もあり、その都度自分なりにもがいて、悩んで、
必死に乗り越えてきました。
だけど、「あの経験があったから…」とは考えません。
「あの経験があったから…」と考える理由は簡単で、
まだ過去にとらわれているからでしょう。
過去のつらいことや嫌なことに正面から向き合えないから、
何かしらその出来事に意味を持たせようとする。
意味を持たせることで「無駄じゃなかった」と自分に言い聞かせる。
そうして乗り越えた気になる。
「その出来事に意味がない」ということになったら、
つらすぎてその事実に押しつぶされそうになるから。

だけど、きっと、本当に乗り越えるということは、
あんな出来事もあったけど、それも人生。
「そんなこともあったなー」くらいで流せるようになること。
それなんじゃないかと思います。

前の自分は正直ダメなやつでした。
その理由は、「あの経験があったから今がある」そう強く思っていたから。
「苦労してそれを乗り越えた自分は偉いんだ。
 その辺の同年代とは違うんだ。あいつらはアホだからわかってない」
こんな言い方をしても極端ではないくらいの考え方だったと思います。
乗り越えたつもりで一番とらわれていたのは自分だったんでしょう。

さて、話がなんか変な方向にいっている気もしますが、戻しましょう。
こんだけ長く書いたけれど、答えは簡単。
つまんないもんは捨てちまえ!
それだけです。
いろいろなものにこだわっているようではまだまだ。

たくさん努力をし、何かを得られるように頑張る。
何かを得たら、もう次の日にはそれにしがみつかずに、
次の目標へ。
もっともっと自在に。
どんどん捨ててしまえばいい。
きっともっと身軽に生きていけるはず。
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