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優しすぎる君へ

最近非公開ながらいくつかコメントをいただきました。
そういうのを見て思うことがありますので、つらつらと書いていければと思います。

最近、お亡くなりになられた高倉健さんではないのですが、
私は、とても不器用なタイプの人間だと思います。
そして、私の記事に深く感銘を受けてくださる皆様もきっと、
同じように不器用で、何かにつまづいていて、
ひょんなことからこのブログを見つけて、という方なのかな、
と勝手に考えています。

さて、少年たちと一緒にしたら「もう大人だよ!」と言われてしまいそうですが、
最近終了した少年事件の際に私の方で少年に話したことがあります。
まあ、大体少年事件があると話すことなのですが、
それは、「あせる必要はないよ」ということです。
何かに躓いたりしている人の多くは、今の自分をどうにかする、
今の自分を大きく変えて何とかする、そういったことばかりを考えていると思います。
実際私もそうでした。

世の中にはそういったことがうまくできる器用な人もいるのでしょうが、
そう、うまくいくものではないです。
単純に今をどうにかしたいから、気持ちばかり焦っているだけなんでしょうね。

私は、高校生のころにある出来事で大きくつまづいて、
そのときは「とにかく自分を変えなきゃいけない」と思っていました。
でも、人間、そう簡単には変わりません。
当時は、私の中で、未熟ながら「これが答だ」というものを見つけ、
そのために頑張ることを決意しました。
そして、そのために頑張りましたが…まあいろいろありまして、
今ではそのときの自分の独善さや独りよがりな考えに苦笑い、といった感じでしょうか。

唐突ですが、私は、人間は自分の力で「世界を変えられる」と考えています。
それはあくまで自分の周りの世界ですが。
まずは、自分を変えることから。
自分の身近な人に対して、思いやりが欠けていないか、
ちゃんとその人と向き合えているだろうか、そういったところを自問自答し、
自分なりに努力をしましょう。
そうしたら、周りの人のあなたへの態度や感情が変わります。
反対の立場に立ってみれば簡単なことで、
誰かにやさしくしてもらったならば、その人に対して何とかお返しを、
と思うのが人間です。
中にはそうじゃない人もいますけどね。

そして、それを身近な人からどんどん知らない人にまで範囲を広げていけばいいと思います。
私はもうおっさんになりつつありますが(そこそこ若いですけどね!)、
バスの降車時には「ありがとうございます」と一言言っています。
「子どもか!」なんて思われそうですが、気にしません。
私の一言で心が晴れやかになるのかもしれないのですし、
実際、しっかり乗せてもらったわけで、お礼を言うには十分な理由があるのですから。
また、嫌なことがあっても関係ない人には八つ当たりしない、とか、
そういったことも気を付けています。
そういうことを繰り返していると、だんだんと自分の周りの人が自分に優しくしてくれるようになりますし、
助けてくれるようになります。
また、不思議なことに自分のことを認めてくれるような人たちと出会う機会も多くなります。
私は今、非常に周囲の方々に恵まれた環境にいます。
今思うことは、一つ。
あきらめずに頑張ってきてよかった、ということです。
正直、もういやだ、もう無理だ、そう思ったことはたくさんあります。
でも、「人に優しくしていればきっと未来は拓ける」
そう信じてがんばってきました。

そしてようやく、今のような状況に巡り会えました。
人生は長いです。
「今の困難」を理由に何かを決めつけてしまうにはあまりにもったいないほどの時間があります。
だから、大切なことはあきらめないこと。
あとは、自戒を込めてですが、「自分が絶対に正しい」
なんて独りよがりな考えは捨てること。
常に、「今の自分は思い描く自分に近づけているのだろうか」
そう自問自答すること。
私にとってのそれは、「今の自分は『人に優しく』できているのだろうか」
それをずっと考え続けること。
今回はこうしたけど、本当はこうした方がよかったんじゃないか、
実は人のためとか言いつつただの自己満足だったんじゃないか、
そんなことを考えるようにしています。

と、まあ、ずいぶん自分が努力家みたいな言いぐさですが、
大事なことなのでもう一回言います。
人生は長いです。
だから失敗をしたって構わない。
失敗したら、とにかく全力で謝る。
そうしてもう一回やり直せばいい。
謝って許してくれないようなら、「謝ってるのに心の狭いやつめ!」
と思って気にしない、私は実はそんな気持ちでゆるゆる生きています。
そんなわけで私自身は全然人間できていません(笑)

脱線した話を元に戻して。
想像してみてください。
お金で寄って来た人はお金が無くなれば離れていきます。
でも、あなたの優しさでつながることとなった人は、
そう簡単には離れません。
自分が反対の立場に立って考えれば簡単なことです。
大変なときに助けてくれた人にこそ、恩返しをしたいと思いませんか。
お金とか打算とか関係なく、自分のことを助けてくれた人にこそ、
恩返しをしたいと思いませんか。
だったら、自分がそちらの人間になればいい、それだけのことです。
中には悪口を言う人もいるでしょう。
私が多分一番言われてきた悪口は「偽善者!」というものです。
でもね、気にしないんです。
そう思うこともあるんだなー程度のもんですよ。
別に自分の思うように生きているだけなので、
それを気に食わないと思う人も当然いると思いますしね。

さて、ただただ長くなってきてしまいましたが、
「あせる必要はない」
その理由は、しっかりと自分のことを省みつつ、
「良き道」を歩んでいくのであればきっと、
大事なことは身についていく、ということです。
正直私は、弁護士になる以前、「ガ-」っと強気で攻められたら、
自分は「うん」っていっちゃいそう、なんてことを思ってましたが、
実は今、そんな人間でもありません。
「何言ってんだあんた」ぐらいの勢いでいることもよくあります。
自分自身に言い聞かせていることですが「優しさをはき違えるな」
ということはいつも思っています。
なにか相手に強く出られたとき、
「自分は性格が優しいから、つい折れてしまう」
なんて言い訳をしていませんか。
それは、優しさではなく単なる弱さだと私は思っています。
本当の優しさは、大切な人を守り抜くこと、
弁護士であるならば、依頼者のために戦うこと。
そして、あなたの優しさが本物であるならば、
そのうち「何言ってんだあんた」ぐらいのことはできるようになりますよ。
うちの依頼者を馬鹿にしてんのか、うちの依頼者の何がわかるんだ、って感じで。
私がそうですから。

そんなわけで、しっかりと努力をすることを続けていれば、
たぶん大丈夫です。
長々書いておいて簡単な結論ですみません(笑)。
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