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微妙な間柄

先週だったと思いますが、尾崎豊さんの息子さんの尾崎裕哉さんが
テレビで歌っているのを見ました。
私は尾崎豊直撃世代ではなく、小さなころに尾崎豊さんが亡くなった、
というニュースが朝のニュース番組で流れていたのを覚えている程度です。
当時は小さかったし、尾崎さんのことも一切知らなかったので
「なんかさわいでるなー」くらいのものでした。

大学生くらいの頃だったと思いますが、
私よりも年上の方々が「尾崎豊が~」などと話していることを聞いていたことや、
中学生くらいの子が親に尾崎豊のCDを渡して、それが自分の気持ちだ、
と伝えた、というエピソードをどこからか聞いたりしたことがあったので、
ベストアルバムを買ってみました。
「すごい歌詞だなー」「思春期の頃に聞いていたらきっともっと感じ方が違っただろうな」
というのが感想。
声も含めて人の心をひきつけてやまないのもよくわかりました。

さて、話を戻して、尾崎裕哉さんの歌う姿や話している姿を見て。
率直な感想としてはこの人は「受け入れているな」と思いました。
尾崎豊の息子であることを過度にプレッシャーに感じることも、
誇らしげに振る舞う様子もなく、尾崎豊の息子であることを嫌悪せず、
むしろそれで幸せだったという様子がよくわかりました。
きっと、そこに至るまではいろいろ思うこともあったのだと思いますが、
自然体ですごくいいなぁ、と思いました。
そして、歌う姿はなんだかとてもグッときました。

「ハリネズミの親子」などという話にあるように、
親子関係というのはとても微妙で難しいもの。
以前ある依頼者の方と話していましたが、
「親と息子って微妙なんだよねー。
 なかなかしっかり話とかするの難しくて」
と話されていました。

親には親の気持ちや言い分があると思いますが、
それと同じくらい子には子の気持ちや言い分があります。
どっちが優先されるべきとか、個人的にはそういうのはないと思います
(ちなみに私は親に「気持ちをわかってくれよ!」的なことを言ったら、
 親から「いいから親の言うことを聞きなさい!」とマジ切れされたことがありましたが(苦笑))。
大切なのは、お互いが歩み寄り、思いやることではないでしょうか。

親は子に良い人生を送ってもらいたいから「もっとがんばれ」とか
「なんでできないんだ」とかいろいろ言うのでしょうが、
子どもからすれば、「親だってできていないじゃん」
「一生懸命やっているよ」と思うこともあります。
また、親が本当に心から尊敬できる人なら良いのでしょうが、
実際にはそんな人物は多くはないわけです。
親の嫌な部分を見て、自分にもその血が流れていて、
「そんな人間になってしまうのではないか」
「嫌だけど、親がいなければ自分も生まれてこなかった」
そんなことを考えて抱えきれないもやもやを抱くこともあるでしょう。
でも最終的には受け入れないといけない。
尾崎裕哉さんはそういった逃げられない、否定できない
親との関係を「受け入れた」そんな印象があり、すごいなぁ、と素直に尊敬しました。
普通の親子よりももっともっと大変だったと思います。

私がよく出会う場面は、親の側で「自分は子供を想って言っているだけなんだから悪くない」
と開き直ったり、子の側で、「親はなにもわかってくれない」と突っぱねている、そんな場面です。
でもそんなときに、親は「子供なりに頑張っているのかもしれない」
子は「親だって自分のことを想って言ってくれているのだろう」
お互いがそういう風に少しでも思えれば、その気持ちは相手に伝わるのではないかと思います。
それが親や子の一方だけだと、自分は理解しようとしているのに
結局親(子)は何もわかっちゃくれない、で終わってしまい、ギスギスしたままだと思います。

だから大切なのは、お互いが歩み寄り、思いやることだと思います。
「わからずや!」などと心の中で叫ぶ前に、
自分が相手のことを理解しようとしているのか、
そして自分の思いがちゃんと伝わるようにしているのか、
そのあたりをまずは考えてみたらいいのかもしれません。
結局は「思いやり」ですね。
でも、それでも相手から歩み寄りがないようなら、
もう仕方ないな、という風に開き直るのもありだと思います。
実らぬ「片思い」程辛いこともありませんので(笑)。

別に今現在、うまくいってなくてもいいんじゃないでしょうか。
「親のことを大切に思わないといけない」という義務感ではなく、
「いつか親のことを心から大切に想えるといいな」というような理想でもいいんじゃないでしょうか。
「親子関係は良好でなければならない」などという固定観念にとらわれるのではなく、
「今は難しいけどいつかわかりあえたらいいな」くらいの気持ちでいるのも
別にいいんじゃないかと思います。
我が親からは「そんな風にゆるく考えるんじゃない」などと怒られそうではありますが(笑)。
あまり気を張らず、「それも人生」と受け入れて前を向いてがんばりたいですね。
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